2011-01-03

『定点録音』始めます。

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2011年、ここ山梨で2つのプロジェクトをスタートさせようと思います。
どちらも1年を通して進めていく内容になっています。

まずその1つのお知らせをば。

山梨県の北西部に位置する白州町(現・北杜市)にある身体気象農場で月1回、1年を通して定点録音をしていきます。また同時に写真家の丹澤宏美さんにも同行してもらいその録音時の様子や農場周辺の様子を写真で記録してもらいます。定点録音とはつまり同じポイントで長期間通してフィールドレコーディングをしていくことです。

身体気象農場は舞踏家の田中泯さんが開設し、今はなくなってしまったけれど毎年8月にダンス白州という野外イベントがその農場を拠点に行われていました。参加者はキャンプをしたりしながら自然の中で、踊りや音楽、伝統芸能など様々な公演やワークショップを体験することができました。だいぶ前に自分も大友良英さんのワークショップで何回か行ったことがあったのですが、山梨の田舎でこんな濃いイベントがずっと開催されていたなんて衝撃でした。

今は以前とはまた形を変え新たな場作りを模索しているとのことで、縁あって久しぶりに身体気象農場へ行き、農場で生活をしている鈴木啓志さんとお会いしました。工作と耕作の話、この場所でできること、それぞれの役割を担いながら何か関われることはないか、そんな話をして、帰り際、農場の採れたての野菜を大量にいただきました。言うまでもなく力強くて瑞々しくてものすごく美味しかった!

その場所にふと呼ばれたような気がした自分や、啓志さんの農業の話、これからやりたいと思っていたことが良い温度でピンときたので、この定点録音の案を提案したら快く承諾してくれました。

何か音でこの場所と向き合ってみたいと思ったのです。
農やその時間の流れからも何か得るものがあるかもしれない。
普段自分が接している音や音楽とはあきらかに違ったサイクルの場所やモノとの向き合い方、そのサイクルを音を通して少しでも感じることができたらおもしろいんじゃないかと好奇心がわいたのです。それをして何になるかなんてことは今はあまり考えていません。まず季節によって少しずつ変化していくその場所の様子を音を通して感じていければと思います。

この記録の様子は月に1回、計12回音と写真でブログにて公開していきます。
今後その都度いろんな展開もあるかもしれません。
自分のフィルターを通して、みなさんのいろんな好奇心と繋がれたらそれもまたおもしろいと思っています。
ゼヒお付き合いください。


第1回目は1月16日に記録、その後2日以内には公開予定です。



- map1 -


大きな地図で見る


- map2 -


map1のAの印がある所がだいたいの身体気象農場の場所です。
map2はダンス白州の時ものを拝借しました。

この周辺の以下の4カ所で定点録音をしていく予定です。

(1) 原口典之氏の作品「ファントム」付近 (map2でいう栗林の辺り)
(2) 鶏舎付近
(3) 森の舞台
(4) 田植えの田園

録音時間は各1分〜3分ぐらいで考えています。
録音システムは今後変わっていく可能性もありますが今のところ

Recorder:ZOOM H4n
Mic:Roland CS-10EM バイノーラル・マイクロホン・イヤホン
Oktava MC-012 stereo

フォーマットはWAV 48kHz/24bitで録音。
編集後公開時にはmp3(320kbps)に変換します。
今後大容量のサーバーが用意できれば変換無しでアップしたいと思います。




年末、試し録音にいってきました。


12月29日 14:00〜16:00 晴れ/風やや強い
山間のため日が沈むのがとても早く途端に温度が下がる。
次第に風が強くなり、肌を刺す様な冷たさ。

開けた場所では遮るものがないのでとてもよく遠くの音が聴こえる。
また近くに大きな音がないと、普段なら埋もれてしまいがちな繊細な音たちも耳の向け次第でとてもよく聴こえてきます。これから1年を通して小さないろいろな変化を観察していきます。

以下試験的に録音してみたものです。
バイノーラル録音なのでヘッドホン又はイヤホンで再生されると臨場感ある音で聴く事ができます。
(4)田植えの田園の定点録音は風が強すぎてできず・・。対策を考えねば。


定点録音:ファントム付近

定点録音:鶏舎付近

定点録音:森の舞台

番外編;歩く

番外編:鍋







 


 






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