2011-05-25

定点録音+写真 @ 身体気象農場 ▷ 5月

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5月の 定点録音+写真 @ 身体気象農場 です。

このプロジェクトの詳しい内容はこちら




5月18日 14:00 - 17:00 晴れ

夏を先取りしたかのようなよい天気。Tシャツにサンダル姿で農場へ。到着するなり目を奪われたのは一面の黄色い菜の花畑。 先月はなかったものがたくさんの農場。生き物の気配、植物の緑、匂い。草刈り機の音。人の動き。菜の花畑には虫がたくさん。ミツバチ、コガネムシ、カメムシ、アリ、カエル、栗林の木には透き通る様な緑の葉がなり、下に積もった枯れ葉を虫たちがカサカサと動かしています。ちなみにサンダルは大失敗で地面に落ちたトゲトゲの栗の実が歩くたびに足に突き刺さります。鶏舎ではあんなに小さかったヒヨコたちが随分大きくなっていてびっくり。先月の音と比較してみたら、大きくなったせいかピヨピヨという鳴き声のピッチが下がっていておもしろい。今回森の舞台のまわりを歩いた音もアップしてみました。ヘッドフォンで聴くと一緒に歩いているみたいでおもしろいかと。若干鼻息まじりですが・・。田植えの田園にはいよいよ水が張られました。水面に反射する空が美しい。ちょうど稲を植える時期のようで、他の田んぼにはすでにちらほらと緑の点が見えます。あんなに寂しかった田んぼもトンボやカエルで賑やかになってきました。カエルがどこか一カ所で泣き始めると波紋のようにその鳴き声が広がっていく様子に鳥肌がたった。今回録音していてちょっと思ったのが、冬の間と比べて目に入ってくるものの距離感が違ってみえるということ。冬の間の方がすべてが遠くに感じ、緑や生き物が増えてきたこの5月、なんだかいろんなものが近くに感じたのです。物理的にさえぎるものの有無というのもあると思うし、ものの気配によって感じ方が変わってきてるようにも思う。終わった後、体が糖分を欲していたのでヒロミちゃんと一緒に近くにある唯一の商店"みよしや"さんでアイスクリームを買う。今回は啓志さんが不在だったのだけれど、カズさんがいたので一緒に食べる。やっと少しゆっくりお話ができた。肥料を使う農業、使わない農業、何事もどちらかに偏ってしまう考え方というのが危険だという話、主張することだけが芸術ではないという話、何も言わずに静かに変わらずにいることがそれもまた1つの意思表示であること。とてもいい話ができた。夏の間はどこかで農場に泊めてもらってご飯を囲みながらゆっくり話をしたいと思った。






バイノーラル録音のため、イヤホンかヘッドフォンで聴かれる事をお勧めします。


 定点録音:ファントム付近

定点録音:鶏舎

定点録音:森の舞台


定点録音:田植えの田園




番外編:菜の花畑の中




番外編:木の上




番外編:木の下




番外編:大きくなったヒヨコ




番外編:餌を食べるヤギ




番外編:温室




番外編:森の舞台のまわりを歩く




番外編:広がるカエルの鳴き声




番外編:放送








 photo by hiromi tanzawa









































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『うごくえこよみ』

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サントリーの えこそだて のサイト内で連載されている

『うごくえこよみ』という動画コンテンツに音楽で参加させてもらっています。

"穀雨"あたりからぽろぽろとユルいギターを奏でています。

- 通して見る - のところから聴いてもらえます。

筆絵の動画も、季節ごとの環境音も素晴らしいです。


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うごくえこよみとは (※サイトより抜粋)
季節が変化する小さな萌(きざし)を感じとり、言葉に表した自然の暦が「二十四節気」です。かつて先人は、自然現象を農作業の参考にし、「立春」から1年 の準備を始めました。2月4日立春から翌年の1月21日大寒まで、「うごくえこよみ」は季節が巡るごとに続いていく動画です。時には繊細に、時には大胆に 描かれた筆絵は、四季折々でモチーフが色づき、豊かな自然の音で綴られています。
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動画は季節に合わせて順次アップされています。




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2011-05-18

山梨で繋がる

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山中湖の宿ホトリニにてで行われた『山梨グラデーション』
確実にパワーアップして素敵に終わりました。

ベリーズ帰りの主もすっかり黒く焼け
さわやかさ&ワイルドさが2割増。
久しぶりに顔を合わせる仲間たちもいて、
こうやって集まって1つの空間を一緒につくるのってなんともいえず楽しいものです。

どんな雰囲気になるかなと、多少の不安はあったのですが始まってみたらなんの心配もなく、
緩やかに、でも確かにそれぞれが繋がるとってもいい時間になったと思います。
そういう意味では参加してくれたみなさんがつくってくれた雰囲気は大きいなと。
やっぱり空気感は集まった人、一人一人がつくるんだなと改めて実感。
またきっと次回もあるはずなので県内・県外関係なく、みんなで参加できればと思います。


 写真家のBOZZOさんこと森さんが当日撮影した写真をいくつか送ってくれたので載せさせてもらいます。









































そしてそのBOZZOさんが取り組んでいるプロジェクトに参加させてもらいました。

UNITE!NIPPONとは
http://blog.goo.ne.jp/bozzo173/e/bca1031ab411206128d77685838dd293




◎UNITE!NIPPON【感性篇】
http://www.youtube.com/watch?v=IljNF8Z71uQ

◎Flickr
http://www.flickr.com/photos/bozzo173/sets/72157626606410069/

◎ブログ
http://blog.goo.ne.jp/bozzo173/





だいぶ酔ってますけど・・







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2011-05-12

山梨グラデーション@山中湖ホトリニテ

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梅雨みたいに雨の日が続いています。
深呼吸するとなんだかもう夏の匂いを感じたりもします。
こうやって季節が巡るっていうのはなんて素晴らしいことなんだろうと思います。
良い悪いとかではなく、ずっと寒い、ずっと暑い、とか季節感が違うと
当たり前だけど、考え方とか生き方も随分と違うんだろうなと思います。






今度の土曜14日は、2月にやった『プラネタリウム食堂』のパワーアップバージョン
『山梨グラデーション』が山中湖の宿ホトリニテであります。
今回は昼から、山歩きをしたり山菜を摘んだり、夜には山梨の食材やワインの生産者の話もあり
それらの食材を使った食事も楽しむことができ、星空の話や音楽もあり・・

と盛りだくさんな内容になっています。
自分は前回と同様に音で場面場面の演出をしたいと思います。
今回はスペシャルゲストに"森ゆに"ちゃんも迎えて一緒にお届けします。

まだ若干予約大丈夫とのことですので是非とも!
夜の食事からの参加も可能とのこと。
その辺りは直接お問い合わせをお願いします。


ホトリニテブログより転載↓

◯ ◯ ◯ ◯ ◯ 

メトロミニッツ特別プラン「山梨グラデーション」ホトリニテ♯03

◆会場/宿ホトリニテ◆限定20名(定員になり次第受付終了)
◆日時 5月14日(土曜日) 13:00 ホトリニテ集合(各自、昼食はとってきてください)
◆参加費 5000円 ドリンク代は別です。(宿泊を希望の方は別途3000円)
◆締切日 5月12日
◆ご予約方法
電話での場合
080ー5645ー5115(タカムラ)
090ー6863ー7817(ヨコタ)

E-mail 
hotorinite@gmail.com 宛に

①山梨グラデーション参加希望か
②参加人数、2名様~予約受付
(2名様からでしたら何人でもかまいません)
③宿泊希望か(朝食はなし)
④お名前
⑤連絡先などお電話番号

e-mailの場合はこちらから受付の連絡があり次第
予約完了とさせて頂きます。

まことに勝手ながら4月17日~5月10日の間での予約は
Eーmail また電話は、ヨコタ(090-6863ー7817)まで。




グラデーション詳細

13:00~ ホトリニテ集合 森グラデ  

山中湖村公認自然観察伝道師の野口さんと山野草を摘みに山へ
比較的 低山の中に入ります。動きやすい服装/靴などをお持ち下さい。
この時、車で移動します。*摘んだ食材は夜のディナーでめしあがり!
また雨の場合は室内にて、山梨県の自然のスライドショー!

17:30~ ホトリニテに戻り、そこから徒歩5分の山中諏訪神社へ皆で移動。 

獣グラデ   この時期 山中湖諏訪神社に珍しいムササビをみることができます。(野口さん案内)

18:30~  宿ホトリニテ着

19:00~

音グラデ   田辺玄さん/森ゆにサン

田辺玄さんや森ゆにサンによる、ゆったり音楽からスタート。

食グラデ   五味醤油 味噌職人の五味仁さんwith 山梨県内ワイナリーのオーナー達
による郷土食や山梨ワインの案内。
そして地元フレンチシェフの志村信さんに、山梨の食材を使った料理。 
サポートには、ホトリニテ料理団 横田裕子さん
食グラデで使用する野菜などは、山梨県産、地産地消にこだわります!

*音グラデ、食グラデが終わりましたら。

星グラデ  河西あゆみサン(山梨県立科学館の星の語りべ)
による山梨県からみる星のレクチャー!プラネタリウムも使います!

演出グラデ       
また、当日は、会場をアートによる演出/空間演出グラデ人を数名お呼びしています。
そちらも合わせてお楽しみください。

22:00ぐらいに終了予定です。



出演者プロフィール

◆森グラデ人
野口 光男
1963年東京都生まれ、山中湖村在住/日本自然保護協会自然解説指導員
森林インストラクター/樹木医/日本ウォーキング協会会員


◆音グラデ人
田辺玄
WATER WATER CAMELを中心に活動中。国立音楽大学音楽デザイン学科で
メディアアートを学ぶ。全国各地を飛び回りながら、ライブハウスのみならずカフェ
やギャラリー、お寺や廃校、植物園やプラネタリウムなど、多様なスペースで
活動している。またギタリストやエンジニアとしての活動や、TVCM、ウェブサイト、
展示空間等の音楽制作など、音を媒体にさまざまな人や場との
コラボレーションも展開している。   


◆音グラデ人
森ゆに神奈川県出身のシンガーソングライター、ピアニスト。学生時代よりバンド活動に
傾倒、ビンジョウバカネ〜APOGEE(サポート)を経て、2008年からソロ活動を開始。
「ほぼ日刊イトイ新聞」で音楽を担当する等、その活動は多岐にわたる。

◆食グラデ人

五味仁(五味醤油店 6代目味噌職人)
山梨県甲府市※五味醤油(株)に生まれ高校まで山梨にて育つ。
東京農大学へ醸造と経営の勉強をする。卒業後、タイの醤油メーカーに就職。
味噌屋の息子だから味噌作れるだろって言う安易な理由で大抜擢される。
味噌製造と調味料(ソース、たれ)の開発を担当。3年務めたあと五味醤油にカムバック。会社名が「五味醤油」なので、近い将来、醤油の復活のための準備。山梨の味噌「甲州みそ」広めるために奮闘中。3年前から大豆自給率を考えるための
トラスト参加型イベント「大豆レボリューション」に農家の畑山さんと参加中。※創業明治元年。20数年前まで醤油醸造していたが現在は中止。味噌と味噌作り用の麹の販売、みそ造り教室を様々な場所で開催。

◆食グラデ人
志村信(フレンチシェフ)
2000年 エコール・キュリネール国立卒業、(株)資生堂パーラー入社
2003年 資生堂パーラー銀座4丁目勤務時に
パリ・プロスペール・モンタニエ・新人コンクール準優勝
2004年 単身フランスへ 
帰国後  (株)資生堂パーラー日本橋高島屋店副料理長就任
2005年 (株)C&Dシャネル銀座ビルディングBEIGE TOKYO入社
2005年 フランス料理レストランMeianger料理長就任
2006年 7年間の修行を終え、実家山中湖にて、
森のビストロ ル・ラゴン開店
2008年 東京都港区白金 西洋料理 快簇船開店

◆食グラデ人
横田裕子(ホトリニテ料理団)
沖縄で織を学ぶ。料理店「富久屋」で(沖縄の父、母のもとで)沖縄ごはんを知る。
ご飯をつくって食べてもらうことに喜びを覚える。53235のイベントにて、
きまぐれなごはんをつくらせてもらう。山梨に恋をする。現在、青梅のアトリエにて、
ものづくりをしながらいつでも出張ごはん準備中。
当日は、進行役/高村直喜とともに、山梨グラデの運営などをする。
ホトリニテ料理団の団員。また現代美術作家

◆星グラデ人
河西あゆみ(星の語り部)
山梨大学知的財産マネージャー・医学博士・星の語り部。星の語り部とは、
どなたでも参加できる、山梨県立科学館プラネタリウムを足場にした
市民コミュニティーです。「表現・創造・交流」をキーワードに、自分の内なる
宇宙や星に託して伝えたいメッセージをプラネタリウムというメディアを使って
表現しています。毎年夏休み期間に特別投影される「夕涼み投影」の
スライドショー制作や関連ワークショップ、イベントなど、多彩なメンバーで
いろいろな活動を展開しています。

◆演出グラデ人(しゅりみっちゃい)

・山之端 悠
・坪井季絵
・迫田洋太

沖縄は首里を生まれ故郷とする3人が今回、山梨グラデーションで新たな境地をきりひらく!!
現在、東京、神奈川で日々暮らす。どこにいても彼らのいる空間では暖かい沖縄の空気が流れる。どんな些細なことも彼らにかかると新たな発見をした時のようなワクワクキラキラしたものに。
イラスト、グラフィックを得意とするしゅりみっちゃいが皆さまを彼らのイメージする山梨へとご案内いたします。

*みっちゃい とは沖縄で 3を意味する 沖縄×山梨 さてはて、どうなりますか!?



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